異色のルアー ハードコアヘビーシンキングミノー
今日はルアー紹介です。
知名度は低いけど優秀。そんな言葉がぴったりなルアー。

DUEL ハードコアヘビーシンキングミノー
名前が長いー。ミノーとしてはかなり重いタイプ。ちなみに、写真のヤツは90mmで26gです。シーバス用のMLロッドでギリギリ投げられる重さってところか。
私が釣り具店で初めてコイツに出会った時はかなり衝撃を受けた。それまでミノーって言うと、だいたいウエイト19gぐらいまでのイメージしかなかった。90mmで26gって、最初見たときは「ウソだろ? メーカーが表記間違ってるんじゃないか」と思ったよ。
パッケージに「超遠投」の文字が堂々と書かれていた。大河口みたいな大場所でルアー釣りをする人間は「遠投」って言葉に弱いんだよねー。結局ルアーの魔力に負けて購入。「超遠投」にリアクションバイトしてしまった。魚かよー(゚д゚)。
さっそく、最上川河口の南防波堤で青物狙いで使ってみた。
それで結論から書くと、このルアーは青物がめっちゃ釣れます。

アクションは強いウォブリングのアピール系。水噛みも良く、早巻きでも安定して泳いでくれる。低速にも対応しているみたいだけど、私は低速で使いづらかった。実釣では高速で動かすほうが良く釣れた。ルアーの沈む速度やアピール力から見ても大場所で回遊魚を相手に使うのが向いてるルアーだろう。
このルアーは飛距離が素晴らしい。そこらのバイブレーションと同等の飛距離を出せる。大事なことなので二回言うよ。バイブレーション並みの飛距離が出せるミノーです。
飛距離の代名詞と言えばメタルジグやバイブレーションだけど、この二つで反応が悪い時にはコイツの出番。届く範囲ならメタルジグよりミノーを使ったほうがロッドアクションもあまりやらなくていいし楽チン(笑)。
浮かないので高い足場でも足元まで引ける。しかも重さがあるので強風にも強い。
ほとんど全てのミノーが使用不可能の最悪条件下で活躍できる唯一無二のミノー。水深のある防波堤や河口なら一個持っておいたほうがいいかも。
ちなみに沈みが早いので、遠浅サーフや河口のシャローエリアみたいな所は苦手。つまり、フローティングミノーが活躍しそうな場所では使えない。ボトム引きづってロスするのがオチだろうね。
価格も控えめ。1000円ちょっとで買えるので、ミノーの中ではかなり安い。この値段でこれだけ優秀な性能を持ったミノーは珍しい。
弱点は取り扱ってる店が少ないことかな。私の住んでる地域で、常時コイツを売ってる店は一つしかない。シマノとダイワのルアーはどこの店でも見かけるけど、DUELのルアーは置いてる店が少ない。都会の釣り具店ではもっと取り扱ってるのかもしれない。地方の人は、ネットショッピングで買ったほうがいいかも。一応一番下にリンク貼るので、興味のある人は使ってみるといいよ。
風が強くて、波も高い。投げれるルアーの選択範囲がどんどん無くなっていく。そんな状況で非常に強力な武器になるミノー。タックルボックスに一つは入れておくといいかもねヽ(´∀`)ノ。
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めっちゃ浮き上がる バリッド70HW
今日はルアー紹介をします。

ラッキークラフト バリッド70HW
シーバスやってる人ならラッキークラフトを知らない人はいないでしょう。誰もが知ってる元祖シンキングペンシル「ワンダー」を生み出した有名ルアーメーカーだね。
さて、このメーカーはシンキングペンシルは有名で実力は申し分ないけど、バイブレーションではどうなのか? それを検証するべく去年購入しました。たしか、正月あたりにセールでカゴ売りしていて1000円ぴったりくらいで買ったはず。値段的にはこの時点で合格です。どこかのシリコン素材のバイブにも見習ってほしいお値段だ(゚∀゚)。
去年の春頃に雪解け水の増水が終わって水量が安定した最上川河口でシーバス狙いで使ってみた。それで、使った感想としては簡潔に言うとバイブなのに、めっちゃ浮き上がりが早い。
足場が高い所からルアーを投げる最上川河口の南防波堤だと浮くのが早すぎるせいで通したいレンジに通せず、正直使いづらかった。もうちょっと浮き上がりづらいルアーのほうがいいかな。
とはいえ、せっかく買ったのにタックルボックスの肥やしにするのはもったいない。ってことで、使用する場所を変えてみた。私は最上川ではなく、同じ県内の赤川で使用してみた。サクラマスでは全国的に有名な川だね。河口ではシーバス実績も高い。数年前にはメーターオーバーも上がった。釣り上げた人が使用したルアーはサスケだったらしい。
そんな赤川だけど、基本的に最上川より水深がない。さらに川底に小石が転がっているポイントがあちこちにある。これにバイブのフックが引っ掛かるとロス確定。重いバイブレーションは増水してる時以外は使いづらい。
そこでバリッド70HWの出番だ。こいつの特性「浮き上がりやすい」が赤川ではメリットになる。しかも、このルアーはスローリトリーブでも振動を出してくれるから小石が引っ掛からないボトム付近ギリギリを攻略できる。日中の赤川ではかなり重宝する。最上川ではオススメしないけど、赤川で使うならレンジバイブよりいいかもしれない。
もしかしたら、シャローで使うべきバイブレーションなのかも。
他の地域の店ではどうなってるか分からないけど、安売りが多いのも魅力的。私のよく行く釣具店では結構安売りしている。安売りしている時なら1000円切るか切らないかくらいの値段だ。バイブは消耗品。無くしても痛くない価格で提供できることもバイブの一つのステータスじゃないだろうか。レンジバイブは安売りしないのでロスすると精神的によろしくない(;д;)。
バリッド70HWはレンジバイブと完全に用途が別。レンジバイブは水深のあるエリア向け。バリッド70HWは根がかりやすいところやシャローエリア向け。住み分けができるので両方持っていても損はない。まあ、でも「どちらか一個買え」って言うならレンジバイブを勧めるけどね。
「ボトムの根がかりを回避したい」「ミノーみたいな上のレンジを引きたい」そんな要望に答える立ち上がりの良いバイブレーション。みんなも新戦力にしてみてはいかがだろう。
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鉄板ブームへの挑戦者 キックビート
今日はルアー紹介です。

ロンジン キックビート
写真のヤツは20gです。他のサイズは持ってない。
最近のお気に入りルアーです。最上川河口で水温がちょどいいハイシーズンにはコイツを先発で投げることも多い。慣れ親しんだレンジバイブは、他のルアーを試すために最近はちょっと封印中(笑)。
こいつに出会ったきっかけは、本当に偶然だった。たしか、夏場の最上川河口でテトラポットの隙間に引っ掛かってたのを発見。そのままにしておくのはもったいないと思って、そいつを拾って使ったのが始まりだったような。使ってみると思いのほか引き抵抗が少なくて、水平姿勢で飛距離も良かった。しかも、結構頑丈。まあ頑丈さは、マールアミーゴちゃんほどではないけどね(゚∀゚)。
「拾ったルアーは釣れる」なんて迷信があるけど、本当にそうみたいだ。拾ったキックビートは50cmくらいのシーバスを見事に連れてきてくれた。釣れると分かったので正式採用することにした。
キックビートが出た頃って、ちょうど鉄板バイブがブームの時だったはず。各メーカーから続々と鉄板バイブが発売されるなか、ひょこっとプラスチックバイブのこいつが割り込んで発売されていた気がする。正確な発売日は覚えていないので間違ってたら許してねー。
鉄板バイブに真向から挑んだプラスチックバイブってところだろうか。スライトエッジやシリテンバイブみたいな弱波動のルアーとは対照的にこいつは強波動。しかも、こいつの場合は鉄板バイブと違って強波動でも引き重りがない。どうでもいい話だけど、こいつを使った後に、旧タイプのマールアミーゴを投げて巻くとクッソ重く感じます。バイブの時代の流れを感じられます。時合じゃない時の暇つぶしにぜひお試しあれ(´∀`*)。
このルアーはただ巻きが向いてる。リフトフォールとかでもいい感じの動きだった。ただ、ウエイトバランスの関係なのかジャークやトゥイッチはちょっとやりづらかった。たまにボディーやラインに引っ掛かったりする。私の操作の問題かもしれないけど、ジャークならミニエントとかのほうがやりやすい。
シーバスに関しては、いまだに私は鉄板バイブよりもプラスチックバイブのほうが実績がある。鉄板バイブは私が使うとなぜか青物ばかり釣れるんだよなー。巻く速度の問題?
キックビートはストラクチャー打ちに使うより、強波動を生かして大場所で魚に見つけてもらう釣り方のほうが向いてるんじゃないかな。
まあストラクチャー打ちでも使えるだろうけど、バイブで使うならこいつよりも頑丈で安いマールアミーゴのほうが財布的にも優しいのでオススメ。それかワーム。
それとこのルアー発売当初はあんまり釣具店でも置いてなかったけど、最近はどこの店でも結構見かける。カラーも豊富で入手もしやすいので色とかにこだわる人にもいいルアーかもしれない。
オーソドックスを極めたプラスチックバイブレーション、キックビート。持ってない人はぜひ使ってみて引き抵抗の軽さと強波動を体験してみてはどうだろう。
![]() | 価格:1,620円 |


シリコンは豊胸だけじゃないぞー
タイトルから卑猥で申し訳ない。今日紹介するのは、お店に結構置いているのに使ってる人が意外と少ないあのルアーです。

マドネス シリテンバイブ
写真は80mmサイズです。
このルアー最大の特徴はシリコンを素材にできてるってことだね。値段が1800円くらいする。バイブとしては高すぎる価格設定。そのせいで、少ない小遣いでやりくりする貧乏アングラー達に買うのをためらわせてしまうセレブリティーなルアー。ロスしやすいルアーの代名詞、バイブレーションでこの値段は辛い。中古でも下手すると1500円くらいするからなー。シリコンってそんなにするのかな? 合成樹脂とかプラスチックより作業工程少なそうなイメージだけど本当のところどうなんだろうか。
さて、わたくしアカガネも値段に躊躇してなかなか購入に踏み出せなかったのです(ノ_<)。しかし、食わず嫌いは良くない。ってことで、一年くらい前にようやくコイツを買う決意をしました。
最上川河口で使用した感想としては、いいルアーなんじゃないかな。引き抵抗もそんなにないし、飛行姿勢もキレイだった。波動が弱いらしいけど、水が澄んでる時なら先発から使っても全然OKだろう。となりで鉄板バイブやらプラスチックバイブを投げまくってる人がいたら使ってみるのも面白いかもしれない。
私が使うと、なぜか知らないけどフグが良く掛かるんだよなー。あいつらは柔らかいのが好きなのかしら。まあ、女性の豊胸にも使う素材だからねー。噛みたくなる気持ちも分かるよ(゚∀゚)。私はシリコン入れた胸よりナチュラルな胸が好きだけどね(笑)。
シリコン素材のおかげでプラスチックと違ってぶつけても破損しづらい。しかもバイブレーションには珍しいサイレント性能。この特性を考えると、大場所で乱射するよりもストラクチャー周りでスレた魚を引きずり出す釣り方のほうが向いてるかもしれない。
しかし、ロスが頻繁に起こるストラクチャー打ちで値段が高いのはキツい。
「ロスするくらいならワーム使うぜ」ってなっちゃうんだよねー
色々な意味で「あと一歩惜しい」ルアーだ。価格設定を下げて、ガンガンとストラクチャー打ちで使えるようにすればレンジバイブ並みの化け物になってたかもしれない。ワームとは動きが違うし、絶対コイツでしか取れない魚もいるはずだ。
普段のバイブに飽きてきて、色々試してみたいって時に買うといいかもしれない。金銭に余裕のある人ならメインで使うのもいいんじゃないかな。値段や性能を総合すると、やっぱりレンジバイブが最強すぎるんだよなー。でも、一つのルアーばかり使ってると考え方が狭くなるし、バリエーションも増えないから、これからも色々試していくよ。
他のバイブには出せない波動を出せるルアー。一つくらいはタックルボックスに入れておいてもいいんじゃないかな。海のルアー釣りに慣れてきたら使ってみてはどうだろう?
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超有名リップレスミノー サスケ
今日紹介するのは、海のルアーマンならみんな大好きなあのフローティングミノーです。

アイマ サスケ120烈波
言わずと知れた超ロングセラーミノー。サイズも色々あるけど、全国的に使われてるのは120mmと140mmあたりだろうか。ちなみに写真は120mmです。
さて、このルアーの動きはウォブンロールです。ヘビみたいにウネウネとした感じで泳ぐって言えば分かりやすいかな。超ウネウネですよ。お風呂に入っているときのチ○コ並みのウネウネ感ですよ、ハイ。
冗談はこれくらいにして、このルアーはただ巻くだけでめっちゃ釣れます。私はトゥイッチで使うことが多いかな。もちろん、トゥイッチでも釣れる。
リールを巻いていると手元に動いている感じがはっきり伝わってくるので使いやすいルアーだね。河口なんかで流れの変化がある場所を調べるときにあると便利かも。
フローティングミノーの分類らしいけど、こいつは結構潜る。メーカーのページでは70cm~90cmって書いてあるけど、水が澄んでる時に私が目視した限りではもうちょっと潜ってる感じだ。1m以上は潜ってるかも。なので、フローティングだけど、シンキングミノーみたいな感覚で使える。
私が釣りをする最上川河口の南防波堤はテトラ帯で足場が高い。だから、ちょっと深く潜ってくれるフローティングミノーは非常にありがたい。日中の釣りがメインなので、ミノーは水が濁っている時やベイト(小魚)が表層にいる時くらいしか使わないけど、必ず一本は常にタックルボックスに入れている。
まあ、ぶっちゃけローリングベイトの表層早巻きで事足りることも多いけど、それだと釣りのバリエーション的に面白くない。だから、最近は積極的にミノーを使うように心掛けてるよ。
あと、コイツを有名にしたのはなんと言っても飛距離だろう。発売から10年以上経ってるのに、いまだに大型ミノーの飛距離はコイツより飛ぶか飛ばないかが評価の基準だ。
私が海のルアー釣り始めた当初はコイツが一番飛距離の出るミノーだった。まあ、ただルアー業界は日進月歩。その後、ARシステム搭載で化け物飛距離になったシマノのサイレントアサシンシリーズやHGSシステムで飛距離が向上したダイワのショアラインシャイナーZシリーズで飛距離は目立たなくなってしまった。
だけどルアーは飛距離が全てじゃない。潜る深さや泳ぎも全部含めて総合判断するとフローティングミノーではコイツが一番かもしれない。
大河口とかの大場所でシーバスやってる人は、一本はサスケを持っておかないと釣り仲間から笑われちゃうかもよー(゚∀゚)
![]() | >【アムズデザイン】サスケ120烈波 #4056 ウエーブハタハタ 価格:2,160円 |

